薄膜金めっきを腐食から守る|株式会社テトラ

株式会社テトラ
  • お電話でのお問い合わせはこちら

    TEL.0568-33-5211

TECHNICAL INFORMATION
技術情報

薄膜金めっきを腐食から守る

コネクタ・スイッチ 

封孔処理とは?

接触信頼性の観点から、一般的にコネクタ端子表層に金めっきが施されます。金は安定で腐食しない金属ですが、コスト,硬度確保,設計スペース確保等の事情から、昨今めっき厚を薄くする傾向にあります。

そこで問題になるのが、表層に生じるピンホール(φ0.01~5μmの微小な孔)数増加による下地金属(ニッケルめっき,燐青銅)の腐食、そしてそれが起因となる接触抵抗の増大であります。

封孔処理は、このピンホールをふさぐ事で下地金属の腐食を防止して、接触抵抗を低く保ち安定にする効果があります。
%e6%8a%80%e8%a1%93%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%80%80%e5%b0%81%e5%ad%94%e5%87%a6%e7%90%86

ピンホールからの腐食のメカニズム

金めっきの薄膜化により、金属表面にピンホールができる。ピンホールが存在する箇所は、下地が空気中のガスや水分に直接さらされている状態になる。
%e6%8a%80%e8%a1%93%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%80%80%e5%b0%81%e5%ad%94%e5%87%a6%e7%90%862

封孔処理剤の役割と機構

金は腐食しない金属ですが、めっきの薄膜化に伴い増加するピンホール、そこから下地(ニッケルめっき),母材(燐青銅)が腐食する恐れがあります。封孔処理剤が、腐食性ガスのピンホールへの侵入を防ぎ、腐食を防止します。
%e6%8a%80%e8%a1%93%e6%83%85%e5%a0%b1%e3%80%80%e5%b0%81%e5%ad%94%e5%87%a6%e7%90%863

 

薄膜金めっきの腐食に困った時はこれ!

テトラt-Solution 4